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キャリアを長期的な視点で捉えた、スタートアップの常識にとらわれない新社内研修制度!

「スタートアップは“習うより慣れろ”という風潮があり、研修制度はそこまで充実していないのでは?」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、LegalOn Technologiesは従業員の成長が会社の成長であると考え、社員教育制度の拡充を推進しています。
その考えに基づき、このたび「LegalOn Campus」という社員研修講座を開講しました。
リーガルテックのスタートアップはどんな研修を行なっているのか?
担当した人事企画の堀に話を聞きましたので、ぜひお読みください。

堀 紗織(ほり・さおり) 人事企画
エドテック(教育関連のテック企業)ベンチャーにインターンから参画、採用活動や新サービスの立ち上げに従事。2022年1月、LegalOn Technologiesに参画。採用活動に関わった後、2022年12月より現職。


双方向的な学びを提供する協調学習プラットフォーム

― まずLegalOn Campusについて教えてください。

LegalOn Campusは、この8月からスタートした社内向け協調学習プラットフォームのことです。
受講者にはまず、業務効率化やマーケティング入門など、全9個のテーマから興味があるコースの研修動画を見ていただきます。
その後、同じテーマに関心を持つ少数のグループごとに集まっていただき、動画への感想や気づきをシェアするグループワークを行ってもらいます。
この一連の流れを月に1回、1タームで計3回行います。

― 協調学習という言葉はなんとなくイメージできるのですが、実際にどういったものなのでしょうか?

協調学習とは、あるテーマに関して学び、その中で気づいたことや考えをグループで話し合ったり、質問し合ったりする学習方法です。
より理解を深めることを目的としており、コラボレーティブ・ラーニングとも言われています。

LegalOn Campusでは、一般的なビジネススキルに関する動画を視聴し、その後オンラインもしくはオフラインでのグループワークを実施する設計です。

― eラーニングとは異なる学習法ということでしょうか?

そうですね。eラーニングは録画コンテンツを視聴するなど一方通行の学習です。
一方でLegalOn Campusは動画視聴とグループワークを組み合わせた双方向的な学習になります。
用いる動画も、講義形式のものではなく、聞き手と話し手がいる対話形式のものを採用しています。
そのため、動画内でのやりとりをまず見てもらって、そのやりとりをグループワークの参考にしてもらうこともできます。

コースは一般的なビジネススキルからユニークなものまで

― 動画自体も対話的で、コミュニケーションが発生しているということですね。
受講コースの種類はどのようなものがありますか?

「コーチング」「プロジェクトマネジメント」「マーケティング入門」などのコースを用意しています。

― その中でも人気のコースがあれば教えてもらえますか?

人気があったのは「プロジェクトマネジメント」「資料デザイン」ですね。
あとは、「言語化・伝達」だけで1つのコースにするというのは比較的ユニークだと思うのですが、こちらも人気です。

― 1グループは何人くらいですか?

大体4〜5人ほどです。普段接点がない方同士が関われるようにするため、部門や性別、入社した年度などがなるべくバラバラになるようにグループ分けをしています。

― グループワークのボリュームはどの程度ですか?

受講者が負担を感じないように、グループワークは30分ほどで終わるような簡単なものにしています。
まずは受講者同士の気づきなどをシェアしてもらうことに重点をおこうという意図です。
それをきっかけにコミュニケーションが増えていってもらえればうれしいですね。
私自身もグループワークに参加して、時間や内容が適切か、適宜改善していこうと考えています。

キャリアを3年という長いスパンで見据えた講座設計

― LegalOn Campusはオーナーシップとコミュニケーションをコンセプトに組み込んでいると思いますが、これは何か理由がありますか?

オーナーシップを組み込んだのは、人に言われて行う研修よりも自発的に取り組んだ研修のほうが、より学習内容が定着しやすいと考えたからです。
そしてコミュニケーションを組み込んだのは、他者からの気づきを得ると共に、他部門とのコミュニケーションや自分の考えを対面で発信する機会をもってほしいと考えたからです。
企業が成長段階であることにより、最近はそういった機会が少なくなりがちなので。

「グループワークはあんまり……」という意見もありましたが、それは裏を返せば、それだけグループワークに慣れる機会を設けられていなかったということでもあると思います。
LegalOn Campusでの他部門との交流をきっかけに、実務でも自分の感じたことや意見をフラットに発信し、かつ相手の発言を受容できるようなコミュニケーションがより増えていくようになるといいなと。
それが、よりよいアイデアが生まれることや会社としてまとまりをもって事業成長に向かうことなどにつながることを期待しています。

― 受講者の3年後を想定することをコンセプトにしているとのことですが、設立6年の当社で3年後というのはかなり長いスパンだと思います。どのような意図があるのでしょうか?

3年後まで見据えることが、受講者の満足いくキャリアを築くために必要だと考えているからです。

1〜2年という短いスパンだけで考えると、キャリアビジョンがどうしても目の前の業務の延長にとどまり、将来に不安を覚えてしまうこともあると思います。
実際、社内でそのような声も寄せられてました。
そのため、1年後、2年後のステップアップを明確化しつつ、さらに先を見据えて、1本筋の通ったキャリアやビジョンを考えることが、目の前のことに追われがちなベンチャーにおいては特に必要なのではないかと考え、あえて3年後という長いスパンで自身のキャリアを考えるというコンセプトにしています。

― スタートアップでここまで長い目で見た人材育成を行なっているのは珍しいのではないでしょうか?

当社にも、スタートアップ企業ならではの「スピード感のある事業成長を」というマインドはあります。
ただ、それだけではなく、社員のキャリアと企業のやりたいことの接点を探し出して、育成することにも力を入れていこうという考えもあります。
それが、ある程度長期的な視野での人材育成を実施している理由ですね。

― LegalOn Campusは福利厚生として提供していますが、あえて業務としなかったのにはどのような理由があるのでしょうか?

業務時間で受けてもらうよりは、学習意欲が高い方に好きなだけ学んでもらうほうが、個人のスキルアップにつながりやすいと考えたからです。
なので、グループワークに参加する以外にも、自身で好きな動画コンテンツを視聴したり、専用のチャンネルでコンテンツやグループワークの内容について自由に意見を交したりと、本人の希望に合わせてプラスアルファで学べる仕組みにしています。

― 当社特有の事情で配慮したことはありますか?

当社のメンバーは、年齢も経歴も、前職の企業規模もさまざまです。
どんな背景をもつ人同士でも活発な議論ができるよう、できるだけ気軽に参加できる制度設計を心がけました。
堅苦しさがないほうが気軽かなと考え、リーダー層向けのハイレベルコースを設けず一般的なビジネススキルのコースのみを設定する、階級別のグループ分けをなくしてみんなまぜこぜにする、などの工夫をしました。

企業の成長と個人の成長の接点を増やしていきたい

― LegalOn Campusを受ける予定の方に対してのアドバイスや、次回参加してみたいという方に対してのメッセージはありますか?

グループワークが苦手な方は、最初は相づちを打つだけでも十分です。
慣れてきたら、できる範囲でグループのメンバーとコミュニケーションを取るようにしていくと、より楽しんでいただけるのではないかなと思います。

同じテーマについて学んで、他の人がどのようなこと思ったかを知れるというのは非常に貴重な機会なので、迷われている方はぜひ参加してみてください。

― 参加する上で気をつけてほしいことはありますか?

メンバーの発言にまず耳を傾けて受容することですかね。
良い悪い、正しい正しくない、自分はそうは思わないといった基準で頭ごなしに否定しないことは求めたいです。
自分の気づきなどをライトに発信し共有する場なので、深いディスカッションを意識する必要はありません。
なるべく話しやすい空気をつくることを意識していただければと思います。

― 研修制度の今後の展望について教えてください。

会社の成長とキャリアの接点を見つけたりつくったりといったことは、引き続きたくさんやっていきたいですね。
自分が今できるスキルを開示して、それをリーダーとすり合わせて「この部分を伸ばしていこう」「この領域の幅を広げていこう」といったような話し合いができるようにしていきたいです。

― 最後に、当社への転職を検討されている方に向けたメッセージをいただけますか?

実力を試しながら学びたいことは学べるという環境の整備を進めているので、事業にスピード感があるなかでも着実に成長したいという方には魅力的な会社です。
意欲や興味に応じて手上げできる施策を増やしており、現状は強制されるものが非常に少ないので、主体的にキャリアの幅を広げて活躍していきたいと考える方にはぜひとも参画していただきたいですね。

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