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約3,000名ものエンジニアが集うDevelopers Summit 2024 登壇までの道のり

こんにちは、LegalOn Technologies広報担当の阿部です!
2024年2月15日から16日にかけてベルサール羽田空港で開催された"Developers Summit 2024"(以下、デブサミ)に、ソフトウェアエンジニアの渡辺 凌央(わたなべ りょう)が登壇。
「生成AIを搭載したプロダクト開発~少人数で爆速リリースしてわかったこと~」というテーマで発表しました。
本記事では、約3,000名ものエンジニアが集まるデブサミに登壇するまでの経緯と振り返りを、講演までサポートした私が執筆しました。


登壇のきっかけ

2024年1月、デブサミの運営担当の方から1通のメールをいただきました。
そのメールには、「2月に開催されるソフトウェアエンジニア向けカンファレンス、デブサミにご登壇いただけませんか」と書かれていました。
渡辺が以前寄稿した「ChatGPT APIをB2B SaaSで本番利用するために超えるべき4つのハードル」というCodeZineの記事を読んで連絡をくださったようです。

この寄稿記事は、渡辺がメンバーと一緒にChatGPTを活用した機能を自社サービスに搭載した際の、開発ロードマップや大変だったエピソードをまとめたもので、1か月ほどの時間をかけながら書き上げた記事です。

当時新聞では見ない日はないくらい話題だったChatGPT。
これを搭載した機能を開発するという情報を聞きつけ、そのプロジェクトを牽引した渡辺による寄稿が実現。それがすべての発端となりました。
私自身、まさかその記事が大規模イベントの登壇に繋がるとは思ってもいませんでした。

登壇までの道のり

時を今に戻します。
登壇が決定したもののゆったり喜ぶ暇はありません。
1か月で登壇時間40分のプレゼンに耐え得る内容と資料を作成する必要があったからです。
まずはタスクの洗い出しから始め、社内のメンバーと力を合わせて本番に備えることにしました。

【流れ】

  1. デブサミ運営担当の方とすり合わせをし、ざっくりと話す内容やターゲット層を確定する

  2. 講演のタイトルとタイトル概要を確定する

  3. 講演内容の骨子を作成する

  4. 資料を編集者と一緒に整える+同時進行でデザイナーに資料を整えてもらう

  5. 広報の check を完了させて資料を提出

  6. 当日の時間配分や話す内容のブラッシュアップ

  7. リハーサル

  8. 本番

【巻き込んだメンバー】

Engineering Manager、デザイナー、編集者

Engineering Managerとはエンジニアとしての見せ方、デザイナーとはターゲットに刺さりやすい体裁の整えた資料の作成、編集者とは講演内容を論理的に流れるようにそれぞれ相談をしながら朝から晩まで登壇の準備を進めました。

そして完成した資料がこちらです。
発表のタイトルは「生成 AI を搭載したプロダクト開発 〜少人数で爆速リリースしてわかったこと〜」。
内容には渡辺の当時の体験を中心に、そのとき気をつけたこと、ぶつかった壁とその壁をどう乗り越えたか、また、今回の開発現場で得た知見や次なる技術革新に備えるために3つのメッセージを盛り込みました。

リハーサル

講演内容が確定したところで、私たちは本番前日の2月15日にリハーサルの時間をいただいたので、現地まで足を運ぶこととなりました。
渡辺が「実際に参加されている方や、会場の雰囲気を知りたい」と言うので、一緒にリハーサルよりも3時間ほど早く現地入りし、控室へ向かいました。

その後、渡辺の登壇前日であるデブサミ1日目の講演に参加。
他の方の講演を見て渡辺が「自分はもっとこうしてみよう、ああしてみよう」と考えながら、本番に向けて備えていきました。
ちなみに私のほうが緊張で倒れそうでした。

迎えた本番

デブサミ2日目の本番前、相変わらず関係のない私は緊張していました。
渡辺はメンバーと一緒に作成した資料を読み返して最終確認。

講演開始

ついに迎えた本番、座席は瞬く間に埋まり、会場いっぱいの参加者を前に講演を開始しました。
本番は本人に任せるしかないので、私は徐々に集まってきてくださる方々を目の前に感動しながら、必死に社内Slackで写真を送って実況していました。
まずは、参加者がどんな人かを知るために3~4つほど質問し、その方々に合わせたトークからスタート。

スムーズに講演を進めていく渡辺。
当時の体験を中心に、そのとき気をつけたこと、ぶつかった壁とその壁をどう乗り越えたか。また、今回の開発現場で得た知見や次なる技術革新に備えるために3つのメッセージを伝えていました。
講演を聞いてくださった方々は、スライドをめくるたびに写真を撮られていたので、しっかり渡辺の知見、私たちの努力は届いているんだと改めて感動しました。

特に渡辺が伝えたかったメッセージは「当たり前なことを当たり前にやる」でした。

新しい技術が登場しても、それは課題解決や価値提供の方法が1つ増えただけで、基本的な行動は大きく変わらない。
当たり前だと思うことこそが重要であり、ショートカットせずに丁寧に対応することで、最終的には早く、より良いものができる。
これはプロダクト開発においても「設計しよう」「ユーザーに会おう」「テストを書こう」「実現可能性をチェックしよう」など、いろいろな場面で有効である。
また、常に最新の動向を把握し、いつ革新が起こっても対応できる準備をしておく(= 良いポジショニングを取る)ことが重要である。

これらのメッセージを、渡辺自身の体験をもとに語っていました。
開発だけにとどまらず、どんな職種、どんな場面でも意識すべき内容だと思い、同行者である私も、一参加者として知見を持ち帰ることができました。

講演後

講演後は、参加者が講演者に直接質問することができる「Ask the speaker」を実施するため、場所を移動。
道中「素晴らしい発表でした。感動しました。ありがとう!」と嬉しいお声をかけていただきました。
また、「どのように本番で生成AIを使っているのか?」といった質問から、「自分が大事にしていることを大事であるとあの場で言ってくれてすごく嬉しかった」と感謝の言葉まで様々なお声をいただきました。

最後に

今回、このような大規模イベントに呼んでいただき、私にとって貴重な時間を過ごすことができました。
また、私は活躍している社員が多くの方の前で知見を共有している場面を見て、感動と誇りに思えたとともに、会社としてのブランディングに寄与できたことを実感しました。
今後も開発力の強さを発信し続けるというサイクルを回して積極的に広報活動をしていき、課題がある場面でさらに貢献していきたいと思っています。
もし、イベントで見かけたら声をかけていただけると嬉しいです。

渡辺の登壇をお聞きいただいた方、本記事をお読みいただいた方、本当にありがとうございました。

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