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【対談インタビュー】プロダクトデザイナーの2人に、LegalForceのデザイン組織や入社後について聞いてみた!

2022年、LegalForceの開発本部のデザイン課に、プロダクトデザイナーとして大畑、赤平が加わりました。これまで異なる業界、ターゲットに向けたUI/UXデザインを経験してきた2人から、LegalForceでの新しいチャレンジやデザインチームの実情などについて、ざっくばらんに語ってもらいました!

大畑 彩(おおはた あや) 開発本部 デザイン課 プロダクトデザイナー  
美術大学卒業後、広告代理店で4年ほど広告作成やWebコーディングを経験。その後、IT企業3社でインハウスのデザイナーとして、WebデザインやスマホアプリのUIデザインに従事。前職のLINEでは主にtoC向けのスマホアプリを担当した後、2022年6月よりLegalForceの開発に参画。

赤平 弘樹(あかひら ひろき) 開発本部 デザイン課 プロダクトデザイナー 
大学院卒業後、美術大学のデザインコースの助手としてキャリアをスタート。2004年からWebデザインに携わり、中古車検索サービスにてtoB/toC両方のUIデザインを10年以上従事。その後SFA(営業支援ツール)や建築系SaaSのUIデザイナーを経て、2022年9月より第二の製品であるLegalForceキャビネの開発に参画。

「なんでも屋」ではなく、UI/UXに集中できるLegalForceへ転職

― お2人はなぜLegalForceを選んだのですか?

大畑 自身のデザインの幅を広げたい、というのが理由でした。前職まではエンターテインメント性が強いtoC向けアプリに関わっていました。インパクトの強い絵作りをしたり、明るく愉しげなデザインを多く手掛けていたのですが、自分のデザインの幅が狭いことを課題に感じていました。別のテイストのデザインにも関わりつつ、誰かに必要とされているツールのデザインにも関わりたいと考えて、転職を考えるようになりました。

toBの業務ツールはtoCに比べて単調で決まった枠の中でしかデザインができないのでは?という周囲の声もありましたが、私はコツコツと改善を繰り返しながらお客さまに届くデザインに関われる環境を求めていたので、あまり懸念していませんでした。

Webサイトからノベルティまで、さまざまなデザインを手掛ける「なんでも屋」になることを求められる企業が多い一方で、自分としてはUI/UXに集中したいという気持ちがありました。LegalForceではプロダクトのデザイナーとして、プロダクトマネジャー(以下PdM)と密に連携して要件を考えるところからUI/UXに関われるというところに惹かれて、入社を決意しました。

赤平 決め手は2つあります。一つは、LegalForceキャビネのリードデザイナー・矢野りんさんの存在。2021年にLegalForceに参画される前から、彼女のデザイナーとしての発信や業界内での活躍を知っていて、ぜひ一緒に働いてみたいという想いがありました。

もう一つは、しっかりとしたデザイナーチームがある組織で働きたいと思ったこと。これまでのキャリアでは「一人デザイナー」としての動きを求められる事が多く、できることがどうしても限られていました。LegalForceは独立したデザイナー組織があり、優秀なデザイナーと一緒に働く事ができる点でも魅力的でした。

― プロダクトデザイナーの業務内容を教えてください。

大畑  私は「LegalForce」の担当として、メイン機能である契約審査の新機能開発や、お客さまへのヒアリングをもとにした仕様改善などに取り組んでいます。前半のフローではPdMやプロダクトマーケティングマネジャー(以下PMM)と一緒に機能の要件やターゲットを検討し、後半のフローでフロントエンドエンジニアと連携し実装後のUIやUXの確認をしています。UIを作るのはもちろん、UXライティングやユーザーヒアリングまで、幅広く担当しています。

toBのプロダクトは、toCよりも説明が難しい機能があったり、認識の齟齬が無いよう丁寧に言語化しないといけない側面もあるので、その点は気を使っています。少しずつ機能を実装していく中でも、プロダクト全体のUI/UXがちぐはぐにならないよう、チーム全体で議論しながらルールを決めて、それを守ってデザインを作るようにしています。

赤平 私は入社して日が浅いので、製品開発に本格的に取り掛かるのはこれからですが、担当する「LegalForceキャビネ」自体、これから機能を充実させていく段階なので、取り組むほどにやりたいことがどんどん増えていきそうだなと、期待をしています!

デザイナーとしての見識を活かし、伸ばせる チャレンジングな環境

―  LegalForceでは、どんな新しいチャレンジがありましたか?

大畑 toCからtoBと、製品特性が異なるプロダクトの開発に携わることは新しい挑戦でした。
例えば、隙間時間などで使ってもらうtoCのプロダクトとは違って、「LegalForce」は仕事のお供として、日常的に業務で使用される業務ツール。いかにユーザーの負担の積み重ねを減らせるかという、今までになかった観点でのデザインが求められるので、新しい発見や学ぶところが多くて、おもしろいですね。社内のエンジニアやPdMも「ここが使いづらい」など率直に発言してくれるので、そういった意見も日々プロダクトに反映しながら、改善を続けています。

赤平 私は自身がチームに対してどのように付加価値を提供していくかという点で試行錯誤をしています。これまで在籍していた企業では、大畑さんの話のように、デザイナーは「なんでも屋」になってしまいがちだったので、「自分に振られた課題をどうこなしていくか」という思考になりがちでした。

一方で、LegalForceではプロダクトに注力できる環境があり、かつUI/UXデザインのバックグラウンドがしっかりあるデザイナーが発信しあっているので、自分自身もチームにどんなアウトプット・貢献ができるかを常に考えるようになりましたね。

大畑 あとこれは当社に限った話ではないのですが、入社当初は特に、法務分野について新しく覚えることが沢山ありました。開発部門に法務経験があるメンバーがいるので彼らに助けてもらいながら、ユーザーが抱えている悩みや日々使っている業界用語など、必要な基礎知識はだいたい2ヶ月ほどでキャッチアップができました。PdM・PMMとの日々のミーティングの中で得られる知識も多いです。

―  リーガルテック業界は初めてですが、初めての業界でも活かせている経験などはありますか?

赤平 SaaSとしての基本構造や使いやすさが求められるという点は、前職までと変わりません。入社当初はドメイン知識がなく不安もありましたが、ユーザーのワークフローを踏まえてUI/UXを考える過程で、これまでの経験を活かすことができています。

大畑 デザイナーが積極的に提案をしていく姿勢はこれまでも変わらず求められてきたので、その点は活かせていると思います。LegalForceは仕様が決まっていない段階からデザイナーがジョインしていくので、なおさら必要とされる素養ですね。

意識しているのは「ユーザー目線」です。開発スピードが早いぶん、ふとした時にユーザーを置いてけぼりしないよう、開発要件やビジネス要件に引っ張られすぎないように、デザイナーの観点で常にユーザーのことを考えて意見しています。そういうことをさまざまな観点からディスカッションしやすい環境も、LegalForceの良いところです。

私はリーガルテック業界だけでなく、toB、SaaSのプロダクトデザインに携わるのも初めてで、ユーザー目線を持つのは難易度が高い印象があったのですが、最近は脳内で得意分野(toC)に置き換えるという事をやってみています。自分ごと化してよりイメージしやすい土壌に持ち込む事で、思考がはかどる事もあるというのは、新しい発見でした。

赤平 ユーザー目線というところでいうと、僕の「アナログ特性」が強いところも結構活かせるのでは思っています(笑)。ユーザーにはPCやソフトウェアに不慣れな同年代の方も多く、ITリテラシーが高くない人目線で、迷いそうなポイントをイメージするのは得意です。初めてプロダクトに触れる人がどう思うかという観点を常に持ちながら、アナログ世代の代表として意見を出していきたいですね。

組織されたデザインチームで、世の中を変えるプロダクトを生み出す

―  LegalForceのデザイン課はどんなチームですか?

赤平 弊社では、開発本部の中に独立したデザイン課を置いており、メンバーは現在6名(2022年11月現在)と組織の規模感も大きくなってきています。経験豊富なメンバー達と相談しながら仕事を進められるので、チームで協力しながら問題を解消して、1人で悩んでしまっていたはずの時間を自分のタスクにしっかり充てられるのは、とてもやりやすいですね。

大畑 いろんなバックグラウンドがある人が集まっているので、サポートしあえている部分はありますよね。日々の業務で会話をしている中でも、それぞれが精通している分野や知見から得られるもの、学びが多いのは面白いですよね。

デザインチーム全体では毎週の進捗確認ミーティングとデザイン相談会で悩みを言いあったりルールを共有しています。相談相手がほしい時にはメンバーに1on1をお願いしたり、デザイナー以外にもPdMやエンジニアに意見を求めるなど、密にコミュニケーションを取っています。

開発部門とマーケティング部のデザイナー同士も隔週などで交流をしていて、ブランディングに関してなど活発に意見を出し合っています。お互いの担当範囲もバランス良く、いい形で連携できていると思います。

―  そんなデザイン課で、今後取り組んでいきたいことは?

大畑 弊社のプロダクトはアナログ業務をIT化するだけではなく、ユーザーの働き方自体を抜本的に変える可能性があるもの。ツールによって働き方が見直されていくようなサービスを作って、ユーザーの負担が減り、新しい価値を創造できるのが理想系だと思っています。「LegalForce」に出会う人の業務負担を減らし、よりよい生活の一助になるようなアイデアを、これからも出し続けていきたいです。

赤平 「LegalForceキャビネ」をより魅力的な製品に成長させる為に、デザインの側面からも、早く貢献したいです。効率化に留まらない、さまざまなメリットのあるプロダクトのデザインに関わっていけたら楽しそうですね!

最後に ~DesignShip2022に協賛します~

LegalForceは、2022年11月12日(土)、13日(日)に開催される日本最大級のデザインカンファレンス「DesignShip2022」にGOLDスポンサーとして協賛します。今回弊社からは、赤平が登壇いたします。ぜひご視聴ください!
(プレスリリースはこちら

DesignShip2022とは
Designship2022は、デザインに興味・関心のある全ての方を対象として実施される日本最大級のデザインカンファレンスです。各業界内で閉じている傾向にあるデザインコミュニティの壁を超えて一同に会し、学び、鼓舞し合うような機会を提供、引いては国⺠の創造性向上に寄与することを目的としています。今年で5回目の開催です。

LegalForceではデザイナーを募集しています!


最後までお読みいただき、ありがとうございました!