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LegalForce初の男性育休を取得したメンバーに聞く“パパ育休”のリアル。

社員数の増加に伴って、ライフイベントを迎える社員が増えている当社。出産を控える女性やパパ・ママ社員も多数活躍しています。今回はLegalForceで男性初の育休を取得したエンジニアの松本に、育休中の生活や育休前後での社内コミュニケーションについて聞きました。

松本 翔(まつもと・しょう) LegalForce 開発部
1984年生まれ。東京の大学を卒業後、システムインテグレータ(SIer)に就職。スマホゲームやITインフラ系の企業などで働いた後、2021年11月にLegalForceに入社。担当業務は「LegalForce」のサーバーサイド。2022年3月に第2子が誕生したタイミングで2カ月間育休を取得した。

プロダクトに惹かれたLegalForce、育休に理解を得られたことが入社の決め手に

―― 現在、フルリモートでお仕事されていますね。業務内容を教えてください。

家族と札幌に住み、フルリモートで働いています。業務は、契約審査プラットフォーム「LegalForce」の案件管理機能における、サーバーサイドの処理の設計、実装・運用などを担当しています。

入社後はフルリモート勤務になることがわかっていたので、入社して間もないときに一度東京のオフィスに出社。同じ部署のメンバーと直接顔を合わせ、会議や会食を通じて関係を築きました。普段はバーチャルオフィスツール「Gather.Town」を活用し、仮想空間内でもコミュニケーションを取っています。

―― リモートでもメンバーと一緒に働いている感覚なんですね。これまでのキャリアを教えてください。

今まで4社を経験しているんですが、大学卒業後に入ったのは地元の札幌にあるSIerでした。業務システムの開発に4年ほど携わり、スマホゲームの開発会社に転職。ここからサーバーサイドの開発に携わるようになります。その後、ITインフラの会社を経て、前職のマーケティング関連のSaaS企業に入社し、店舗集客支援サービスの開発をしていました。

フルリモートのため、インタビューはオンラインで実施。

―― 転職を考えた理由と、LegalForceに興味を持ったきっかけを教えてください。

前職に大きな不満があったわけではありませんでしたが、携わっているプロダクトが提供している価値に共感しきれない部分があり、モヤモヤしていた部分もありました。
そんな折、よい話があれば聞いてみようかなと、軽い気持ちで転職サイトのレジュメを更新したところLegalForceからスカウトメールをもらったんです。

法務や契約については馴染みがなかったんですが、カジュアル面談で「LegalForce」のデモ画面を見せてもらったところ、プロダクトの面白さとすごさに感動して。率直に自分もこのサービスの開発に関わりたいなと思ったのがきっかけです。

―― その時すでに奥さまが2人目のお子さまを妊娠されていて、転職直後の育休取得はマストだったそうですね。

第一子を帝王切開で出産したため、今回も帝王切開になることが決まっていました。妻の身体へのダメージが大きく、産後のケアは必須。上の子の世話もあるため、自分が育休を取らないと家庭がまわらないことが明らかでした。転職してもしなくても、育休は取るつもりでした。

――  LegalForceの面接で「育休を取得したい」と伝えたとき、どのような反応がありましたか?

当時の開発部門の責任者が面接官だったんですが、「最近、僕も子供が生まれたんですよ。育休取りたいですよね」と共感してもらえて。理解が得られそうだなと純粋に感じました。その後、正式に育休取得が可能という回答を得ることができて、プロダクトの価値やメンバーの人柄、働きやすそうな社風が決め手になって入社を決めました。

後から聞いたことですが、私の入社をきっかけに育休取得に関する就業規程を変えてくれたのは嬉しかったですし、とてもありがたいことだと思いました。

メンバーに快く送り出された2か月間。分刻みのスケジュールで奮闘 

―― 2021年11月に入社後、翌年3月に育休に入ることになったんですね。

入社後ほどなくして、1on1ミーティングで上司に改めて育休を取りたい旨を伝え了承を得ました。同じ部署のメンバーにも育休を取ることは伝えたところ、ネガティブな反応一切ありませんでした。部長から、開発部門全員が集まるミーティングで「仕事は代われる人がいるが、家庭の場合は代わりが利かない。だから、みんな当たり前に育休を取ってほしい」と言ってもらえたのは嬉しかったですね。

―― 育休に入るために何か準備をしましたか?

準備は、育休取得1か月前くらいから始めました。当時、サーバーサイドにおけるサブリーダーとしての役割を担っていたので、休みの期間中に代理をしてもらうメンバーへの権限の引継ぎがメインでした。上司とも定期的にミーティングをしながら、業務の整理・引き継ぎを進めました。とは言え、普段からチーム内の連携は取れており、自分が把握していることはチームメンバーも同等に把握ができている状態。細かな業務の引き継ぎをする必要はありませんでした。

―― 3月初旬に育休に入ってからの生活を教えてください。

「育児をやるぞ!」と自分の中で割り切っていたので、育休中はslackやメールなどは見ないことにしました。業務に関わることといえば、たまに技術書を読むくらいでしたね。

第二子が生まれて2日後から育休に入り、出産から10日後に妻が退院。上の子の保育園送迎や、掃除、洗濯、買い物といった、母親しかできないこと以外は基本的にすべて担っていました。育休を取得したばかりの頃はあまり料理が得意ではなく、夕飯の段取りが悪く時間がかかり、他の家事をこなすと夜遅くなってしまうことがしばしばありました。


子供と触れ合う至福の時間。
松本さんの育休中のスケジュール(本人提供)。

―― 息をつく暇もないスケジュールですね…。育休中、大変だったことはありますか?

料理ですね。野菜の切り方も自信がなかったので、YouTubeで動画を見て勉強しました。キャベツの千切りひとつ取っても、いろいろな「流派」があることをはじめて知りました。得意料理になったかはわかりませんが、「豚の生姜焼き」は家族からも好評で復職後の今も作っています

育休中に習得した生姜焼き。今では得意料理になりました。

育休を取得したことで、生まれたばかりの子どもとたっぷりと過ごすことができましたし、何より妻の負担を減らすことができました。妻が、精神的にも肉体的にも余裕を持って産後の時期を過ごせたのは良かったなと思います。長男とも妻の入院中に2人きりで過ごしたことで、強い絆ができたように感じます。

情報の文書化で復職後のキャッチアップがスムーズに。社内では育休を取得する男性社員が増加

―― ゴールデンウィーク明けの5月から復職されましたが、不安はありませんでしたか?

復職後はサーバーサイドのリーダーを本格的に任されることになっていたので、そこに対しての不安はありました。復職前と組織も少し変わっていましたが、同僚から温かく迎えてもらえたので安心しました。

LegalForceでは、全社や部署ごとのミーティングの議事録が「Notion」上に残されています。まずは議事録をすべて読み返し、休んでいる間に会社で起きたことを把握。加えて、上司とミーティングや、メンバーに教えてもらうことで、スムーズに情報のキャッチアップができました。

―― 松本さんと同じように、育休を取る男性も増えてきたそうですね。

LegalForceのメンバーの良いところは、合理的な考え方ができるところ。育休を取ることも「制度上取れるんだったら当然」と受け入れられ、ネガティブな反応をされることもありません。だからこそ、開発部門でも男性の育休取得者が増加しています。

これからサーバーサイドの開発に本格的に携わっていくので、今後も家庭と仕事のバランスを保ちながら働いていきたいと思います。

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