2児の母。仕事も育児も楽しむ。LegalForceマーケティング部長が語るプロフェッショナルとは
今回はLegalForce マーケティング部で部長として活躍する山崎千春にインタビュー。広告代理店から事業会社へというキャリアをたどってきた山崎。キャリアの途中では出産・育児による4年のブランクもありました。これまでの歩みや仕事への向き合い方、LegalForceのマーケティングの魅力など、存分に語ってもらいました!
出産・育児で4年のブランクも、マーケターとして再出発を果たす
― 山崎さんは、映画会社の宣伝部からキャリアをスタートされたんだとか。
もともと映画好きだったので、映画の宣伝に携わる仕事がしたいと、新卒で映画会社に入社しました。映画のプロモーションなどを担当した後、映画専門の広告代理店、映画配給会社で経験を積んできました。
その中で「映画業界にとどまらず、体系的にマーケティングプロモーションに関わりたい」と考えて総合広告代理店へ転職しました。精密機器や食品メーカーを担当し、CMなどマス広告の制作に携わりました。
― 退職してから2人目のお子様が1歳になるまでの、4年のブランクを経て再びお仕事に復帰。何が決め手になったんですか?
妊娠した当時は、周囲に子育てをしながら働く女性社員もおらず、早朝から夜中まで働かなければ仕事が終わらない環境で、子育てをしながら働くのは無理だと思い、退職を選ぶことしかできませんでした。ただ、正直な気持ちとしては仕事は好きだったので、働き続けたかったという思いがありました。下の子が1歳になるとき、ふと「このまま仕事から離れてしまうと、もう働けないのでは…?」という不安な気持ちに襲われました。また、子どもたちには母親も父親も同じように働く姿を見せたいという思いのもあって、働き始めることを決意したんです。
― その後は事業会社でマーケティング業務に携わっていたんですね。
健康食品・化粧品メーカーの子会社で、プロダクトの開発・ブランディングやBtoCのマーケティングを担当していました。3年勤務した後、HRテック企業へ転職し、社内で1人目のマーケティング担当者として部署を立ち上げました。その会社では、事業責任者を経て、最終的に執行役員マーケティング部長を務めていました。
「きっと貢献できる」 LegalForceの未来に期待し入社を決意
― 事業会社のマーケターとして働いてみてどうでしたか?
広告代理店の仕事は、あくまで「クライアントありき」です。納期などコントロールできない部分も多く、クライアントとの間に、どうしても超えられない壁を感じていました。
事業会社では逆に、自社の商品・サービスに対しての責任がつきまといます。プレッシャーは大きいですが、成功したときの嬉しさはひとしおですし、失敗しても改善策を考えることができる。それが事業会社のマーケターのおもしろいところですね。
― LegalForceへの転職のきっかけは何でしたか?
もともと転職する気はなかったのですが、副業を検討するために転職サイトに登録はしていました。するとスカウトをいくつかいただくことができ、次第に転職を考えるようになりました。
LegalForceは、「LegalForceキャビネ」の立ち上げ責任者としての募集が出ていて興味を持ちました。「0→1(ゼロイチ)」での立ち上げは得意でしたし、好きだったので、またやってみたいという思いがあったんです。一度話を聞いてみると、LegalForceのマーケティング部門にはまだマス広告の経験者が一人もいないという話だったので、これまでの自分が経験で貢献できることが多そうだと感じました。
会社としての未来や将来性に期待できたのも決め手になりました。成長している企業はマーケティングに適切な予算・人員を割けるので、できることも多いのではないかと思いました。
― LegalForce入社後、どんな点でこれまでの経験が生きていますか?
プロモーションに関する知識と経験だと思います。予算から制作プロセス、スケジューリング、タレントのキャスティングに至るまで、すべて理解しているので、そこはかなり役立っていますね。部内にはデジタルマーケティングやイベントなどの専門分野に特化しているメンバーはいますが、関われる業務の幅が狭くなってしまうので、プロモーション全般を経験できるように私がフォローしています。前職でまる3年間、経営に近い立場でSaaSビジネスに関わってきました。SaaSならではの指標や考えに立脚し、マーケティングにとどまらず、俯瞰して仕事ができる視点をメンバーに示していきたいです。
プロフェッショナルとして生産性を追求 仕事も、家庭も楽しむ
― 現在はマネジメントを担う立場でもありますが、大切にしていることを教えてください。
「自分がいかに黒子に徹することができるか」です。あくまでも目の前にいるメンバーが能力を発揮できるように、仕事を主体的に取り組めるようにするには何をしたらいいか、どう働きかけたらいいかを中心に考えるようにしています。
メンバーのキャリアビジョンをクリアにしてあげる作業も重要です。1on1ミーティングではマインドマップを活用。それぞれの「Will・Can・Must」の変化を確認して、理解を深められるようにしています。そうすることで彼らが、3年後、5年後の未来にどんなキャリアを描けるかを見据えて働ければいいなと思っています。
― 家庭・子育てとお仕事を両立されていますが、どんなことを心がけていますか?
家事も育児も仕事も、100%でやりたくなって苦しくなってしまう時もありますが、私の場合は仕事で行き詰まった時、子供と触れ合うことで心を和ませ、育児で感じたストレスは仕事で解消しています。両方があるから自分が成り立っているし、時間が限られている中でも成果が出せるように日々学ぶことを惜しまないようにしています。
― 素敵ですね。でも、子を持つ女性が一人で何役もこなさなければいけないのは大きな負担ですよね。
周囲からのサポートの大事さを改めて感じることはありますか?
昔と違い、今は子どもがいても夫婦共に働くのが当たり前の時代となっています。
お互いに協力し合って、子育てを行い、キャリアアップを目指せることが理想だと思います。
以前は多忙過ぎてワンオペだった我が家も、最近では夫も積極的に家事育児に参加してくれています。夫婦で協力し合っていけるのは、とても助かっています。全てひとりで抱えず、家族だけではなく、外部サービスも含め、頼ってみるというのは大切だなと思います。
全て完璧にひとりでできる人は稀有です。そして、家事も育児も完璧ではなくていいのです。
マーケティング部の中でも男性で子どもがいるメンバーもいますが、彼らも積極的に家事育児に参加しているようにみえます。
ひと昔前と比べたら、女性も働きやすい環境になってきたなと感じます。
例えば「ワーキングマザー」という言葉。女性も男性も同じように働いているのに、「ワーキングファザー」とは言いませんよね。それはまだ、「女性は家庭にいるもの」という押しつけがあるから。そうした無意識の偏見がない社会になったらいいなと思っています。
― 子育てに限らず、親の介護などでも、キャリアを中断したり、働きたくても短時間しか働けないこともありますよね。
だからこそ、高い生産性を備えたプロフェッショナル人材になることが大切だと思います。「残業ありき」「長時間が正」ではなく、工夫して短時間で結果を出すことが普通になれば、みんなが輝ける。それを体現していきたいという意地があるので、社内の女性たちにそういう姿を見せていきたいと思っています。
LegalForceには、マーケターに大切な「事業成長」と「質の高いプロダクト」がある
―― LegalForceという会社の魅力や、今後の課題について教えてください。
魅力はやはり、急成長中ということです。とくに2~30代の若い社員には、この成長過程をリアルタイムで経験することで、仕事に対しての「基礎体力」がつく。これは間違いなく次のキャリアに生きてきます。スタートアップなので大変なことも多いですが、チャレンジを楽しめる環境があるのも良いところですね。
一方で、組織としてはまだ伸びしろがあります。これから管理職になる若手メンバーへの教育体制・育成環境などはもっと強化していけたらいいなと感じています。
―― 最後に、LegalForceに興味を持っているマーケターの方へメッセージをお願いします!
プロダクトが魅力的であることと予算が充分にあることはマーケターにとって魅力的です。スタートアップでこの2つを兼ね備えた企業はあまりないので、LegalForceで働く価値は十分あると思います。
とくに、リーガルテックは新しい領域。マーケターとして、まだ世の中にないマーケットを自分たちで創出していく楽しさは格別です。LegalForceで働いた経験は、自分のキャリアの糧になるはず。ぜひ多くの方にチャレンジしてほしいですね。
LegalForceでは、皆様からのご応募をお待ちしております!