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数多くのプロダクト開発を経験したPdMが感じた、仲間と共に働く喜び

今回のLegalOn Nowは、12月にオープンβ版をリリースしたオンラインエディタ機能のPdM(プロダクトマネジャー)を担う中野にインタビュー。通算10社目の転職先としてLegalOn Technologiesを選択した中野が「過去のどの会社よりも楽しく仕事をしている」と語る背景とは? これまでの経歴や、開発組織の特徴について語ってもらいました!

【LegalOn Technologiesプレスリリース】AI契約審査プラットフォーム「LegalForce」、 オンラインエディタ機能のオープンβ版を正式リリース ~「LegalForce」上で契約審査業務をワンストップで対応可能に~

<プロフィール>
中野 学(なかの・まなぶ) LegalForce開発部 PdM
武蔵野美術大学卒業後、デザイナーとしてキャリアをスタート。Webディレクター、プロジェクトマネージャー、アプリ開発などサービス企画をメインとしてキャリアを積み、経営企画や新規事業開発も経験。2021年8月よりLegalOn Technologies(旧LegalForce)に参画。

「プロダクトの成長を実感したい」とSaaS企業への転職を決意

― 最初に、中野さんが美大を選んだ理由を教えていただけますか?

高校の進路選択をする際に、「ものを作り出す仕事がしたい」と漠然と思い、美大を受けることにしました。今思うと9歳のときに父にパソコンを買ってもらったことが関係しているかもしれませんね。当時は家庭用ゲーム機の「ファミコン」が大流行していたんですが、「ゲームだけよりは」とパソコンを買い与えてくれたんです。そこで初めてコンピュータのプログラムに触れて、やがてデザインにも興味が出てくるようになりました。

大学では工業工芸デザイン学科に入学し、金工工芸を専攻。指輪やモニュメントなど、金属を素材にしたさまざまな工芸のデザインを学びました。卒業後はデザイナーとしてキャリアをスタートさせましたが、その後は自然と開発職の経験が増え今に至ります。

― 卒業後は、大阪の印刷会社に入社されたんですよね。

Web事業部門に配属され、企画・デザイン両方を担当していました。1年半後にWeb制作会社に転職し、ディレクターに転身。当時は、デザイナー出身のディレクターも珍しくありませんでした。

9社目の前職は医療系スタートアップベンチャーに入社し、開発ディレクターとして患者さん向けのネイティブアプリをつくっていました。自分が主導してつくったアプリが、グッドデザイン賞の「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれたときは嬉しかったですね。

その後、開発と兼務で経営企画室へ。開発業務に加え、サービスのアライアンス戦略の立案などに関わりました。

― 転職を考えるようになったきっかけは?

前職では開発を外注していたので、「開発を内製化している組織で働き、プロダクトの成長を実感したい」と思ったことがきっかけですね。とくにSaaSは、ユーザーと一緒にサービスを作れるし、社内で仮説を立てながら開発していける分野。これまでの経験から、自分に合っていそうだと感じました。

その中で目をつけた職種がPdM。ビジネスのことも開発のことも理解して、お客さまにプロダクトの価値を提供していく役割は、これまでさまざまな仕事をやってきた僕にはぴったりだと思いました。

入社の決め手は、面接官の「聞く姿勢」「理解する姿勢」

― 転職活動の中でLegalOn Technologiesに惹かれた理由を教えてください。

成長分野の企業をメインに20社以上と面談しましたが、LegalOn TechnologiesはシンプルにAIを使ったプラットフォームだと言い切ってプロダクトをつくっているところが魅力的でした。

契約書のような「お堅い文書」にあまり抵抗がなかったのも、興味が湧いた理由です。家族の相続関連の文書を自分で作成したり、前職の経営企画室では実際に契約書をレビューしていたこともありました。契約締結後のリスクまで想定してレビューしなければならない大変さを感じたことも、実体験として持っていました。

― 入社の決め手はありましたか?

最終的に決め手になったのは、面接官が相手の話を聞き、きちんと理解しようとする姿勢だったことです。良いプロダクトはお互いを尊敬できるかで決まると思っているので、「この人たちなら、仕事でも同じスタンスで向き合ってくれるだろう」と感じ、入社を決意しました。

― LegalForceのPdMとしての業務を教えてください。

ひとつは、ミッション単位で構成される「パーティ」のマネジメントです。僕が担当しているのは「エディタ」機能を開発するパーティ。フロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニア、デザイナー、QA(品質保証)エンジニアといった役割のメンバーが含まれています。

もうひとつはDiscoveryと呼ばれる業務。お客さまが抱えている課題を発見するための取り組みです。具体的には、お客さまからのヒアリング結果と、ログなどファクトとなるデータを活用し、定性・定量の両面で課題を分析。さまざまな要素を考慮して、プロダクトにどう反映し、どんな価値を提供するかを検討していきます。

― 仕事の面白さや、やりがいはどんなところにありますか?

今まさに、最高のパーティメンバーに恵まれて、楽しく仕事ができることです。少なくとも私たちのパーティでは、「一度決めたからこう」ではなく、腑に落ちないところがあれば議論を交わし、丁寧に説明して全員が納得してから実装に取り掛かります。透明性が高い環境で、柔軟性を持って開発できるので、これからも顧客へ高品質で価値の高いプロダクトを提供し続けたいと考えています。

「スクラム」を活用したパーティ運営で、新しいプロダクト開発に挑む

― 円滑なパーティ運営のために、どんな取り組みをしていますか?

デュアルトラックアジャイル開発を推し進めるために、スクラムを採用しています。スクラムはメンバーが増え始めるタイミングで導入しました。運用ガイドを自分たちで作成し、状況に合わせてメンバーの手で改訂する形で運用しています。そうすることで、自分たちが主体的に意見を出し合いながらより良い形に運用ができ、組織も円滑に回っているので今も続けています。

スクラムの価値基準は、確約(Commitment)と集中(Focus)、公開(Openness)、そして尊敬(Respect)と勇気(Courage)。僕はとくに尊敬と勇気が重要だと思っています。お互いに敬意を持ち、勇気をもって意見を述べることで、透明性を担保しながら前に進む。これを全員の共通認識として行動しています。

― さまざまな年代のメンバーが、同じ方向を見て仕事をしているんですね。

パーティには僕より20歳以上年下のメンバーもいますね。ささいなことでもメンバーから起案があると、そこから雪だるま式に「もっとこうした方がいいんじゃないか」と別の起案が生まれる。スクラムの活用で、年代や入社時期を超えたイーブンな関係性を保ちながら建設的なコミュニケーションを取れるので、組織の力が上がっていることを実感しています。

― 中野さんのパーティが担当しているLegalForceのオンラインエディタ機能ですが、どんなふうに開発していったのでしょうか?

オンラインエディタに関しては完全に新規開発なので、プロトタイプを作り、ヒアリングを重ねて改良することの繰り返しですね。最短で課題解決をするためにどうアウトプットしたら良いかを常に考えていました

正解がない中での開発は精神的に不安になるので、マイルストーンはなるべく具体的に設定。「限定的にWordと互換性のある編集機能」という目標に向かい、どこまでできないといけないかを見定めながら開発していきました。ただ仕様通りに粛々と作ってしまうと、プロダクトを通じて提供したい価値から離れていく場合があるので、そのバランスを取ることにも気を遣っていましたね。


LegalOn Technologiesの開発組織にある「“いいものをつくる”ための心理的負担が低い環境」


― LegalOn Technologiesという組織の特徴は?

これまで経験してきた会社と比べて全体のスピードがとくに速いことです。みんなが共通して持っているのは「速さは正義」という暗黙知。PdMとしては、いろいろな情報にアンテナを立ててキャッチアップし、情報を整理していくことを意識しています。

メンバーは、頭の回転が速くて穏やかな人が多いですね。みんな、相手が不快にならない距離感のなかで協調性を持って働いています。

例えば多くのエンジニアは、「いいものをつくりたい」と思っているもの。LegalOn Technologiesは、その前提となる“快適で心理的負荷が低い環境”を言語化し、環境づくりに力を入れています。心地よい環境が整っているので、いいものが生み出せるし、その環境を求めて優秀な人材が集まっていると思います。

―― 中野さんは、これからどんな人と一緒に働きたいですか?

自分の仕事を目的のところから考えられる人と働きたいですね。あとは、互いに尊敬の念を持ち、協調していくことで困難を乗り越えようと思える人。1人ではできなくても、パーティでなら乗り越えられることは本当に多いです。

私にとって、LegalOn Technologiesは10社目。いろいろな企業で働いてきましたが、過去のどの会社よりも楽しく仕事をしています。気になった方は、ぜひ応募してみてほしいですね。


LegalOn TechnologiesではPdMを募集しています。

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